佐々木朗希のドジャース入団に全米から非難が殺到しているのはなぜ?

メジャーリーグ
写真:NHK

2025年1月22日(現地時間)に米大リーグのロサンゼルス・ドジャースと契約し、23日(日本時間)に入団会見を行った佐々木朗希投手。

ドジャース・パドレス・ブルージェイズの3球団が最終候補とされながら、才能あふれる若き天才は大谷翔平・山本由伸が所属するドジャースを選択。

以前よりドジャース入団が濃厚と噂されていた中、下記の2つの理由で多くの非難が殺到しています。

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面談した各球団に対して課した「宿題」の内容は?

・昨シーズン、日本で佐々木投手の速球の球速が低下した原因を分析する

・二度と起こらないようにするためのプランを立てる

という内容の宿題を各球団に求めました。

千葉ロッテで160キロ台を連発していた佐々木投手は、昨シーズンに球速が低下。2023年に159.3キロだった平均球速が、2024年には155.9キロまで落ちていました。面談を行った8球団に対して、佐々木側はこの現象を分析し、改善案を提示してほしいと依頼。

しかしながら各球団は、苦労したそれぞれの独自の分析結果を提供するだけ提供して、得るものは無かったということになる。もちろん佐々木投手に悪気はなく、真剣に悩んでいた結果であるとは思うが、これがまかり通ってしまうと引く手あまたな選手はやりたい放題にも思う。

ましてや、たくさんの報道にもあるように元々ドジャース入りがほぼ確定に近い状態だったとしたら、出来レースに無駄な労力と時間を費やした各球団の怒りはもっともなようにも思う。

1シーズンまともに投げ切ったことのない佐々木投手には、球速が落ちたことに対しても「メジャーに向けて選手生命を温存するために、わざと本気を出していないだけ」などの声も上がっていました。

数々の記録は打ち立てても、チームにもたらす「結果」が伴っていなかったあげく、ポスティングシステムを利用したことで日本でも賛否両論があったことも事実。メジャー各球団からも反感を買ってしまったとあらば、佐々木投手のメジャー生活のスタートは苦労するものになるかもしれません。

しかし、内なる闘志を秘めた若き天才は、最高の先輩や最高のチームがサポートしてくれるドジャースで、最高の選手人生を送れること間違いないでしょう。

ドジャースの補強やりすぎ問題

今オフにドジャースが補強した主な選手は以下の通り。

◆ブレイク・スネル(先発)

5年1億8200万ドル(約277億円)+条件付きの球団OP 1年で契約。

2度のサイヤング賞を誇る大型左腕。昨シーズンは序盤こそ調整不足で苦しんだものの、7月以降の成績は防御率 1.23と快投。故障の多さがやや気になることろ。

【24年の投球成績】
投球回 104、防御率 3.12、FIP 2.43
K% 34.7%、BB% 10.5%、fWAR 3.1

◆タナー・スコット(リリーフ)

4年7200万ドル(約112億円)+条件付きの球団OP 1年で契約。

90マイル後半の直球を武器とする救援左腕。大谷翔平投手との対戦ではポストシーズンを含め13打数1安打に抑え、「大谷キラー」とも呼ばれています。

【24年の投球成績】

投球回 72、防御率 1.75、FIP 2.92
K% 28.6%、BB% 12.2%、fWAR 1.6

◆カービー・イエーツ(クローザー)

1年1300万ドル(約20億2200万円)で契約。

パドレス時代の2019年に60試合に登板し、41セーブを挙げセーブ王を獲得。2021年にトミージョン手術を受けた後は成績が低迷していたが、昨シーズンは全盛期並みの成績。38歳を迎える今シーズンにどこまでやれるか。

【24年の投球成績】

投球回 61.2、防御率 1.17、FIP 2.50
K% 35.9%、BB% 11.8%、fWAR 1.9

◆マイケル・コンフォート(外野手)

1年1700万ドル(約25億5000万円)で契約。

かつてはメッツの主軸。通算では9年間で打率2割5分1厘、167本塁打、570打点。野手としてどのポジションで起用されるかは分からないですが、短期的な穴埋めとしては◎。

【24年の打撃成績】
打席 488、打率 .237、HR 20本
OPS .759、wRC+ 112、fWAR 1.3

◆キム・ヘソン(野手/ユーティリティ)

3年1250万ドル(約19億6600万円)+球団OP 2年で契約。韓国リーグで7年連続20盗塁以上、通算211盗塁の俊足で、2021年には46盗塁でタイトルを獲得。本職は二塁で高評価を得ていますが、ユーティリティとして起用されるという見方が強い。

【24年の打撃成績 (KBO)】
打席 567、打率 .326、HR 11本
OPS .840、wRC+ 118

まとめ

他にも、今オフFAでは元ヤンキースのフアン・ソトに次ぐ大注目だったテオスカー・ヘルナンデスとも、3年6600万ドル(約104億円)で再契約。年俸総額の6割超が後払いとなった。大谷翔平の大型契約以降、ブレイク・スネル、タナー・スコット、トミー・エドマンなども後払い契約となっており、ムーキー・ベッツやフレディ・フリーマンも後払いとなっている。

多くの他球団からすると、超大型補強をほとんど後払い契約でされてしまうと、その資金でさらに補強に投資できるサイクルは羨ましいではすまないだろう。議論を巻き起こしているこの問題は、のちのちMLBで何かしらのルールができることもあるかもしれない。

そんな中、25歳ルールで少ない金額で契約できる佐々木朗希投手は、経営が厳しい球団や選手層が乏しい球団からすると、喉から手が出るほど欲しかったに違いない。全米中から賛否両論あるのも仕方ないように思う。

なにはともあれ佐々木投手の活躍を心待ちにしているので、まずは無事にメジャー昇格することを楽しみにしています。

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