10月29日(日本時間30日)にヤンキースタジアムで行われたワールドシリーズ第4戦での出来事。
1回裏にヤンキースのグレイバー・トーレス選手の放ったライトフライを、右翼の守備につくベッツ選手がフェンスに激突しながらジャンピング捕球のスーパープレイが出たと思ったとたんに目を奪われました。
ヤンキースファンとみられる男性がベッツ選手のグラブをつかみ、中からボールを無理やり掴みとり、そのボールを捨てるという野蛮な行為に。
ヤ軍ファンによる「蛮行」にSNSでも非難の声が続出しています。
なぜそのようなことが起こったのか?
ワールドシリーズ3連敗中でフラストレーションの溜まる中、1回表にドジャースのフリーマン選手がまたもや先制2ランホームラン!
ブレーブス時代の2021年と合わせてワールドシリーズ6戦連続ホームランの歴代新記録を達成しました。
イライラも限界値だったのでしょうか・・・
当の本人は「ムーキーが僕らに悪態をついた」と主張はしていますが、温厚で常識人として知られるベッツ選手が試合に「波」を立て、流れを壊しかねないような行為をするとは考えられません。
地区シリーズ第2戦のパドレス戦でも、ド軍ファンとパドレスのプロファー選手が揉め、ド軍ファンがグラウンドに物を投げ入れ、試合が中断する出来事がありました。
1-4の3点ビハインドだったところから、最終2-10の大差で敗れた記憶も新しいですね。
一流選手同士の戦い以外のところでこういう「波」が立つと、試合の流れが変わったりすることは多々あるので、「あと1勝」すればワールドチャンピオンという大事な試合でベッツ選手から仕掛けるようなことはないでしょう。
ベッツ選手に怪我はなかったのか?
グローブをもぎ取ろうとしたが取れず、ベッツ選手がキャッチしたボールを観客が奪いとりました。
ベッツ選手が右手で阻止しようとしたら、もう1人の観客がベッツ選手の右手を掴み奪い取るなど、もし怪我でもしていたらと思うととても腹立たしいですね。
試合後のインタビューでは、「怪我はしていない。自分の手をつかまれたことさえ気づかなかった。全く問題ない」と淡々と説明。
ボールを奪われた際には激怒していたが、あまり騒ぎ立てないようにしていたのか・・・
試合中断後に退場を命じられた2人の男とは言葉を交わすこともなかったと言い、「僕も、相手も大丈夫。すべてクールだ」「僕たちは試合に負けた。今はそこに集中している。気持ちを切り替えて明日の準備をしなくてはいけない」と、気持ちは明日に向かっていた。
守備妨害の処分はどうなる?
せっかく高いお金を払って見にきているのに即強制退場とは情けないですね。
熱狂的なファンの心理はある程度理解はできますが、選手に被害が及ぶようなことや、試合の流れを変えてしまう悪質な守備妨害は厳格な処分が必要ではないでしょうか。
つい先日のワールドシリーズ第1戦でトーレス選手の大飛球をグラブを出して『ホームランキャッチ』した場面も記憶が新しいですね。
本来グラブを出していなければフェンスに当たっていた当たりを無理やり手を出して守備妨害など、SNSなどで顔も名前も流出してしまう現代では身の危険さえ感じてしまいます。
・暴行罪(負傷すれば傷害罪)
・威力業務妨害罪
などにも当てはまりそうな出来事ですが、ベッツ選手は何も訴えないでしょうから、ヤンキース側やMLB側が永久追放や罰金など厳格な処罰を与えるべきではないでしょうか?
過度なファンから選手の安全を守るためにも、見ていて楽しい良い試合を増やすためにも、何かしらの対応は考えてほしいですね。
とにもかくにもあと1勝!!!最高の良いゲームを期待しています!!