米大リーグ・ドジャースは1日(日本時間2日)にロサンゼルスでワールドシリーズ優勝パレードを行いました。
推定22万5000人のファンが集まったと言われています。
その後ドジャースタジアムでは優勝セレモニーが行われ、チケットは即完売の4万2458人のファンで埋め尽くされました。
その中でも話題になっていたのは、昨オフに1年2350万ドル(約36億円)で加入したテオスカー・ヘルナンデスの感動的なスピーチ。
大谷翔平選手がホームランを打つたびに「ヒマワリの種シャワー」で祝福する姿で、日本人の間でも一気に人気となった、ドミニカ出身のテオスカー・ヘルナンデス。
陽気な性格で元アリーグ同士で大谷翔平選手とも大の仲良し。笑顔もチャーミングですよね。
気になるスピーチの内容は?
涙を拭いながらマイクを握ったテオスカー・ヘルナンデス。
「ただ、ありがとうと言いたい」と溢れる涙を我慢しながら振り絞った様子。
続けて、「優勝するためにプレーした。ドジャースは僕がここに来るチャンスをくれた。だから僕はこの組織、チーム、この人たちのチャンピオンシップ獲得に貢献できた。夢を叶えた。僕をワールドチャンピオンにしてくれてありがとう」とファンに感極まった様子でスピーチ。
大きな歓声とともに、ファンの間で大きな感動を呼びました。
本人も仲間もファンも残留を熱望しているのに、契約延長はできないのでしょうか?
今季の成績は、打率.272、33本塁打(自身新記録)、99打点、OPS.840をマーク。
大谷翔平、ベッツ、フリーマンのMVPトリオと合わせて強固なドジャース打線を確実に支えてくれました。
得点圏打率は.288と立派ですが、特にここぞという大事な場面での集中力が高く、ベッツやフリーマン不在の間も大谷翔平選手とともに間違いなくドジャースを支えてくれた選手です。
人柄も良く、初年度ながら選手からも大きな信頼を得ています。
そして今オフFAになるテオスカー・ヘルナンデスはドジャースとの再契約希望を何度もアピール。
当初から複数年契約を求めていたが、金額含めて希望にマッチするオファーは届かず、ドジャースとの1年契約で落ち着いた経緯がある。
一番の問題は来期32歳になる年齢と、すでに大型契約のMVP選手を3人も抱える中で、1年40億クラスの複数年契約を結ぶことが厳しいとされている。
今期と同じく単年契約ならドジャースももちろんオファーするだろうが、テオスカー・ヘルナンデスは複数年契約が優先事項に思う。
走塁や守備にも定評があるので、個人的には大谷翔平選手の好意の「後払い契約」で多額の人的投資をできる余裕はあるように思えるが、話題のファン・ソト選手などドジャースは他に狙っている外野手がいるのだろう。
優勝の余韻に浸るのも束の間、来期の編成が気になるところですね。
個人的にも大好きな選手なので、ドジャースが再契約してくれることを願うばかりです。